「KY活動(危険予知活動)」は、事故を防ぐために事前に危険を予想して対策を考え実施することで、解体工事での安全を守るために必要です。
このページでは、KY活動について詳しくご説明します。
KY活動を行う具体的な方法と手順についても例とともにご説明しますので、ぜひご活用ください。
「KY活動」とは?
「KY活動(危険予知活動)」とは、事故を未然に防ぐために事前に危険を予想して指摘する訓練です。
KY活動には、KYK(危険予知活動)とKYT(危険予知訓練)があります。
KYK(危険予知活動)は現場で作業する直前に危険性について話し合うもので、KYT(危険予知訓練)は事前に事務所などで危険性について話し合うものです。
KY活動の目的
KY活動をする目的には次のようなものがあります。
・現場にどのような危険があるか知る
・危険をどのように防止するか対策を立てる
・対策をどのように実現するか考える
・事故が起きないよう安全意識を高める
KY活動を行う方法
KY活動を行う方法をご紹介します。
解体工事について「現状把握」「本質研究」「対策樹立」「目標設定」の4つの手順で行います。
3〜5名のグループを作って行うのがおすすめです。
現状把握
「現状把握」では、現場にどのような危険が潜んでいるのか危険要素を従業員同士で出し合い、共有します。
紙などに危険要素を書き出すとわかりやすく、全員で共有しやすくなります。
・現状把握の例:高所で作業をする時に足場から転落する
本質研究
「本質研究」では、出てきたことの中から重要なものを選び、どうして起きるのか原因について話し合います。
・本質研究の例:足場の固定が不十分だと転落する
対策樹立
「対策樹立」では、あがった危険要素をどのように解決すればよいのか話し合い、対策を提案します。
この時に加者全員に意見を聞くのがおすすめです。
・対策樹立の例:足場チェックシートを作り作業前に安全確認をする
目標設定
最後に「目標設定」では、あがった解決策を具体的な目標にし、現場で実施する項目を考えます。
実施する項目は作業員全員が実施できるよう、日々作業員全員で復唱しながら実践取り組むのがおすすめです。
・目標設定の例:足場チェックシートを作り1カ月間作業前のチェックを徹底する
まとめ
このページでは、KY活動についてご説明しました。
KY活動は、事故を防ぐために事前に危険を予想して対策を考え実施することで、解体工事での安全を守るために必要な活動です。
ぜひ今回ご紹介したKY活動を行う方法と手順を参考にしながら実践してみてください。